It’s been a long time coming. It’s you and me. What if I told you I’m back? It’s Fearless. Big reputation. And they said, Speak Now. Into folklore. My name is Taylor and I was born in 1989! Straight from The Tortured Poets Department. evermore. Loving him was Red. Meet me at Midnight. “Nice!”
こちらは「The Smallest Man Who Ever Lived」のときのみ着用される衣装。よく見ると、テイラーそしてダンサーの衣装共に、薄汚れたボロボロなあしらいが施されています。これには「白旗(あなたを攻撃する気はないわ。)」を表現しているという考察も。「I’ll forget you, but I’ll never forgive.(もうあなたのことは忘れるけれど、決してあなたを許さないわ。)」という歌詞の意味ともつながるように思います。
Taylor's Smallest Man jacket was dirty and tattered like the white flag?! THE DETAILS
I don't know if I'll ever get to see The Eras Tour with my own eyes but I'm so thankful to be able to see pictures/vidoes pic.twitter.com/eOvRbPJCVG
— Nicole⸆⸉ ISO~Indy 🤍 (@13LongLiveMagic) May 10, 2024
ディティールまでこだわりがすごすぎる…
ビスチェ×テールコート(5パターン)
「I Can Do It With a Broken Heart」のパフォーマンス前に、ステージ上で衣装チェンジしてくれます。ミュージカルの舞台を意識した演出にぴったりな衣装。こちらは「ブラック×ゴールド」「ホワイト×ホワイト(シルバーラペル)」「シルバー×シルバー」「ホワイト×ホワイト(ブラックラペル)」「ゴールド(ビスチェ)/ブラック×ゴールド」の5パターン用意。
必要以上に人の恋愛に干渉してくる一部ファンへの皮肉を歌った「But Daddy I Love Him」では、同じ動きをする一心同体のダンサーの動きが、まさしくファンがテイラーを神様のように崇める様子を表しているように見えました。ちなみに「Daddy」はテイラーの父親ではなく、暗に「ファン」を示しているんだと思います。
曲中でスキップしながらステージを駆け回ったり、後半の「You should see your faces.(自分の顔を見てごらん。)」というフレーズで、ダンサーたちの驚いた顔をテイラーが指差して笑うという面白おかしく仕上げている演出は、シリアスな表現に寄せないテイラーらしさなのかなと感じました。
So High School
高校時代の初恋のようなドキドキ感と純粋さを描いている「So High School」。「But Daddy I Love Him」とのマッシュアップにしているこの流れを考えると、「あんな経験(周囲の過剰な口出しによって崩れてしまった恋愛関係)もしたけれど、今私は幸せなの。みんなに(あれこれ口出しせずに)理解してほしいな。」という彼女の気持ちを表現しているようにも感じました。
Who’s Afraid of Little Old Me?
「Who’s Afraid of Little Old Me?」は、テイラーがこれまでアーティストとして経験させられてきた苦しみから社会への反撃の声を込めた一曲。動くステージの上で、立ったまま真上を向いて力強く歌い上げる姿がすごく印象的でした。タイトルのとおり「誰が昔のちっぽけな私を怖がるの?」という質問に、憎しみの表情を込め「あなたたちでしょう。」と歌い上げるテイラー。ここに数々の困難を乗り越えることで培ってきたテイラーの強さを感じます。
そしてラストの「I love you, it’s ruining my life. I touched you for only a fortnight.」のマッシュアップから次の「Fortnight」へのトランジションは、「Don’t Blame Me for What You Made Me Do.」を初めて聞いたときと同じような鳥肌が立ちました。
最後にテイラーと相手役のダンサーが引き離され、割れたステージの上で向かい合う2人を見ると、私は「But Daddy I Love Him」が脳裏に浮かびます。個人的に「Fortnight」は3人の男性のことを混ぜ込んで創り上げた内容だと解釈しましたが、みなさんはどう捉えましたか?
The Smallest Man Who Ever Lived
自分を捨てて隠れてしまった元カレへの怒りを表現した曲です。ドラムを叩くマーチングバンドに扮したダンサーと共に、足踏みしながら前進するテイラー。テイラーのこの動きやパフォーマンスが、まさしくその元カレが行っていたパフォーマンスを再現していると話題に。この演出によって、この「The Smallest Man Who Ever Lived」という曲が、誰のことについて書かれた曲なのかテイラー本人から明示されたように思います。会場中が一体となって歌うパワフルなブリッジも見事…!