2023年5月8日から新型コロナがようやく5類に移行、さらに水際対策緩和も前倒しになったことで、待ちに待った海外旅行に行こうと考えている人も増えてきています。しかし、円安や物価上昇の影響により、この3年で必要となる費用が大きく変化しています。
最近、実際にアメリカに行ってきた筆者が実体験をベースに「いま、アメリカに旅行するならいくら必要?」なのか、参考費用をまとめてみました。
アメリカ旅行の魅力
● エンタメの宝庫
テーマパークやブロードウェイ、スポーツ観戦や路上パフォーマンスなど、それぞれのクオリティはもちろん、街中が多様性と熱気、遊び心に溢れています。日本とは異なる文化の体験ができること間違いなし!
● 広大な自然
日本にも素敵な都市はたくさんありますが、アメリカと違うのはそのスケールだと思います。海や山や湖、広大な自然の中でのアクティビティは、日頃の疲れを忘れ、心身ともに癒されたい方にもおすすめです。
● 現地のノリ
アメリカに住んでいる現地の方とのコミュニケーションも旅の醍醐味のひとつ。映画やドラマで見るようなノリの良さや適当さを実際に体感できるのも面白いです。
アメリカで人気のおすすめ観光都市
アメリカは、世界中から観光客が訪れる広大な国であり、その広い国土には魅力的な都市や観光スポットがたくさんあります。日本人に人気の高い都市はこちら!
都会でエンタメを楽しみたい
■ ニューヨーク
■ ロサンゼルス
■ サンフランシスコ
■ シアトル
■ オーランド
自然に癒されたい
■ サンディエゴ
■ セドナ
■ マイアミ
■ アッシュビル
■ ハワイ
おすすめの滞在日数
観光を楽しむなら3泊5日はほしいところ。1週間あれば、ローカルなカフェや公園などもゆっくり味わえるので、現地の雰囲気をより楽しめると思います。
福岡から1泊3日で行ったことがありますが、ほぼ移動なので体力的にもかなりきつく、コスパの悪い旅でした・・・おすすめしません。笑
予算を検討する上でのポイント
アメリカと言っても、下記のようなその時々で変動している要因や、
■ 米ドルレート
■ 燃油サーチャージ
次のようなさまざまな選択によって数万円単位で大きく費用が変わってきます。
- 訪れる都市
- 出発地
- シーズン
- 曜日
- 旅行人数
- 旅行の目的
- 滞在期間
- 宿泊先
- 航空会社
- ビザ(ESTA)の取得方法
- 食事
- 現地での移動手段
そのため、ここでご紹介する費用は平均的な参考値としてご覧ください。
2つのパターンを比較
今回は例として、
■ 訪れる都市:主要都市
(ニューヨークやロサンゼルスなど)
■ 出発地:東京発
■ 旅行の目的:観光
■ 滞在期間:3泊5日
■ 旅行人数:2人
■ 1ドル=約145円
という設定で、「安心プラン」「格安プラン」2つのパターンで参考予算を作成してみました。
大手利用の安心プランで行く
「英語や手続きが不安…な方」
合計 約436,000円
※1人あたりのおおよその参考料金です。
【航空券】250,000円
国内大手(ANAまたはJAL)を利用した場合
【ビザ(ESTA)】8,000円
代行会社を利用した場合
【宿泊費】60,000円
スタンダードホテル(2人1部屋)×3泊
【現地移動費】20,000円
〈タクシーを利用する場合〉
空港~市内:6,000円/片道
市内移動:2,000円/日
【通信費】5,000円
WiFiをレンタルした場合
【食費】40,000円
〈外食のみの場合〉
朝:1,500円/日 昼:3,000円/日
夜:5,000円/日 カフェ:1,000円
【保険料】3,000円
【娯楽費】50,000円
観光地入場料・アクティビティ・お土産など
1週間(5泊7日)のプランに置き換えると、
だいだい500,000円くらいのイメージ。
「結構いい値段するな…」と感じた方へ。
続いては、グンと費用を抑えたパターンをご紹介します。
オリジナルの格安プランで行く
「自分で手配できる!という方」
合計 約245,000円
※1人あたりのおおよその参考料金です。
※抑えられる費用は時期によって異なります。
【航空券】130,000円
LCC(格安航空券)・海外航空会社を利用した場合
【ビザ(ESTA)】3,000円
各自でオンライン申請(21ドル)
【宿泊費】25,000円
ゲストハウス(バス・トイレはシェア)を利用した場合
【現地移動費】7,000円
〈バスや地下鉄を利用する場合〉
空港~市内:1,500円/片道
市内移動:1,000円/日
【通信費】2,000円
現地SIMカードを購入
【食費】25,000円
〈スーパー利用等で節約した場合〉
朝:1,000円/日 昼:2,000円/日
夜:3,000円/日 カフェ:1,000円
【保険料】3,000円
【娯楽費】50,000円
観光地入場料・アクティビティ・お土産など
1週間(5泊7日)のプランに置き換えると、
だいだい300,000円くらいのイメージ。
手軽に抑えられる費用は?
- ESTAの申請費
- 通信費(スマホ利用代)
航空会社やホテルなどに関しては、数万円単位で安くできる選択肢もありますが、ここをケチると痛い目を見る可能性も。
そこで少しでも気楽に費用を抑えたい方は、この2つはマストでチェックしましょう。
ESTAの申請
代行会社を利用した場合:8,000円
各自オンライン申請した場合:21ドル(約3,000円)
約5,000円の節約!
通信費
レンタルWiFiを利用した場合:5,000円
SIMを利用した場合:2,000円
半額以下で済む&SIMの方が使い勝手もいい!
\ eSIMを試してみる /
※「SIMフリー端末」または「SIMロック解除」が必要になります。
この2つだけでも、2日分の夕食費に回せると考えれば、やる価値はあると思います!
食費
また、食費を抑えたい日がある場合は、チップの支払いがあまり必要のないファーストフード店やUber Eats、スーパーの食材などを1日のどこかに取り入れてみてください。
どちらがいいのか
倍とまではいきませんが、プランによってかなり価格差が出ましたね。
数年前までは40万円も払えば、いいホテルに泊まったり、ちょっとリッチなレストランでディナーを楽しんだり、2週間ほどの滞在だってできていたのに・・・
「調べる時間も、自分であれこれ手配する気力もない!」という方は、安心のツアーパックでまるっとサクッと予約するのがおすすめ。旅行日までの不安や準備の手間が格段に減ると思います。
しかし、ちょっと自分で調べてみることでグンと費用を抑えられる部分もたくさんあります。
「時間に余裕があり、何か一つでも自分で手続きできる」という方は、ぜひ今回ご紹介した内容をヒントに格安プランにチャレンジしてみてください。
特にESTAの申請なんかは初心者でも数分で完了しますし、移動費も工夫すれば大幅に節約できちゃいます。その分、お買い物や美味しい食べ物に費やせると良いですよね。
とはいえ、現在の円安や物価上昇の影響の中で、実際に後者の費用で済ませることは簡単ではありません。コツコツと賢く過ごす節約術が必要となります。「さらに抑えられる費用は抑えたい!」という方はこちらの記事も参考にしてみてください。